パッケージを見る。成分表を見る。
どれも似たようなことが書いてある。
「かえでは泥汚れが気になるし、
あやめは香りに敏感だし…」
家族のことを考えると、
余計に選べなくなる。
棚の前で10分。
後ろから来た人に気を使って、
とりあえず手に取ってみる。
でも決められない。
「私、何してるんだろう…」
気づいたら、
いつの間にか30分も経っていた。
結局「売れてるやつ」を手に取る。
棚の前で立ち尽くしてしまうのは、
あなたのせいじゃありません。
「どれも同じに見える…」
パッケージを見る。成分表を見る。
どれも似たようなことが書いてある。
「かえでは泥汚れが気になるし、
あやめは香りに敏感だし…」
家族のことを考えると、
余計に選べなくなる。
棚の前で10分。
後ろから来た人に気を使って、
とりあえず手に取ってみる。
でも決められない。
「私、何してるんだろう…」
気づいたら、
いつの間にか30分も経っていた。
結局「売れてるやつ」を手に取る。
帰りの車の中で、
助手席のエコバッグを
ちらっと見る。
「…まあ、使えればいいか」
そう思おうとするけど、
なんだかモヤモヤする。
夕飯の支度をしながら、
さとるさんに聞かれた。
「洗剤、買えた?」
「うん、まあ」
さとるさんはそれ以上聞いてこなかった。
やさしさなのか、
興味がないのか——
よくわからなかった。
「また決められなかった…
選ぶの、苦手なのかな」
そんな経験、ありませんか?
もし、「私もそうだ」と思ったなら、
チョッとだけ、知っておいてほしい
ことがあります。
実は、洗剤の種類って、昔に比べて
すごく増えてるんです。
粉末だけだった頃から、液体、ジェルボール、濃縮タイプ…
パッと見ただけでも20種類、30種類。
パッケージは色とりどりで、
どれも「これがいい!」と
アピールしてくる。
これだけあったら、誰だって迷います。
選べなくて当然なんです。
みはるさんの場合は、さらに条件が重なっていました。
かえでの泥汚れ、
あやめの敏感肌、
さとるさんの靴下のにおい…
家族のことまで考えたら、
もう何が正しいのか
わからなくなる。
これ、「選択疲れ」って
呼ばれてるんです。
商品が多すぎて、脳が疲れちゃう。
選ぶ力がないんじゃなくて、
選ぶ環境が厳しいだけ。
「選べない自分がダメ」なんじゃない。
「選びにくい状況」が
あるだけなんです。
じゃあ、このまま迷い続けるしか
ないの?
そんなことはありません。
大事なのは、
「選べない理由」を
知っておくこと。
商品が多すぎる。
情報も多すぎる。
しかも、家族それぞれの好みもある。
こんな話があります。
選択肢が多いほど、
人は決めるのが苦しくなる——
そういう研究があるそうです。
これだけ条件が重なったら、
迷わないほうがおかしいんです。
——次の週末、
みはるさんはまたドラッグストアに
来ていた。
洗剤棚の前に立つ。
ずらっと並んだパッケージを見て、
「あ、また迷いそう」と思った。
でも、今回はチョッとだけ違った。
「迷うのは当然だよね。
だって、こんなにあるんだから」
それだけで、
棚の前のあの苦しさが、
少しだけ和らいだ。
ずっと浅かった息が、
チョッとだけ深く吸えた気がした。
何かが解決したわけじゃない。
でも、自分を責めなくなった。
「私がダメなんじゃなくて、
状況が大変なだけなんだ」
「選べない」には、
ちゃんと理由がありました。
あなたのせいじゃなくて、状況のせい。
みはるさんは、まだ「上手に選べる人」には
なっていない。
でも、棚の前で自分を責めることは、
もうしなくなった。
「迷って当然」と思えただけで、
あの30分の苦しさが、
チョッとだけ変わった。
それがわかっただけで、
チョッとだけ、気持ちが軽くなりませんか?
でも、こう思いますよね。
「理由はわかった。
じゃあ、どうすればいいの?」
次は、そのヒントを
一緒に見つけていきましょう。
全部調べなくても大丈夫。
思ったより、シンプルなやり方がありますよ。