出典
OrthoInfo「Backpack Safety」
米国整形外科学会の、一般向けのサイトにある、通学リュックの選び方と、けがを防ぐ使い方のページです。通学リュックの記事の「重い物は、かばんの下のほう、真ん中に」は、ここから。
どんな資料か
米国の整形外科医の学会が、一般向けに開いているサイトの、通学リュックのページです(英語)。整形外科の医師が書き、別の整形外科の医師が読んで確かめています。北米の小児整形外科の学会の会員も、目を通しています。
ページに、更新した日の表示はありません。いまも公開されていることを、2026年10月7日に確かめました。
リュックは、体の強い筋肉に重さを分けて運べる、学校の荷物に向いた道具だ、という書き出しです。重すぎたり、正しく背負わなかったりすると、筋肉や関節を傷め、背中・首・肩の痛みにつながる、とあります。一方で、重いリュックが、背骨の曲がり(側弯症)のもとになることはない、とも書いています。
記事に関わる所で、言っていること
- 重い物の入れ方:中の物は、重い物が、かばんの下のほう、真ん中に来るように入れる(記事の「重い物は、かばんの下のほう、真ん中に」は、ここから。「真ん中」は、かばんの左右の真ん中のことです)
- 背負い方:肩ベルトは、いつも両方使う。ベルトを締めて、荷物を背中に近づける
- 選ぶとき:子どもの体の大きさに合う物を。幅が広く、クッションの入った肩ベルトが2本。背中にもクッション。重い物を運ぶなら、腰のベルトのある物か、引いて歩ける物を
- 軽くする工夫:その日に要る物だけを持つ。水筒を持つなら、水を入れても重くなりすぎない、小さめの物を(記事の「水筒も、重い物のひとつ」と同じ向きの話です)
- 保護者にできること:背中・首・肩が痛くないか、子どもが話せるようにしておく。かばんを背負う・下ろすのが大変そうなら、重すぎないか、中の重さの片寄りを見直す。荷物を軽くすることを、学校に相談する。痛みが続くときは、小児科へ
えらびのたねでの使い方
このページは、本やノートを運ぶかばんの代わりとして、斜め掛けのかばんも挙げています。記事で気をつけるよう書いた「斜め掛けの水筒」(消費者庁)は、ひもで掛けた水筒が、転んだときにおなかに当たる話で、別の話です。
記事では、水筒などの重い物を、かばんのどこに入れるかの目安として使っています。これは米国の学会の目安で、日本の学会や国の目安ではありません。えらびのたねが調べた範囲では、日本の学会や国が、通学かばんの背負い方や詰め方を示した目安は、見つかりませんでした。このページには、荷物の重さを体重の何%までにするかの数字はありません(記事の「体重の15%」は、米国の小児科の学会のページの数字です)。記事の「外に張り出したポケットは、重さが体の横に寄る」は、この「下のほう、真ん中に」から、えらびのたねが考えたことです。この資料は、特定のリュックをすすめてはいません。
